実際に「あおり運転」の被害を体験しなければ、気が付かなかったであろうことが意外と多いです。ここでは、筆者が「あおり運転」の被害を受けたからこそ分かったこと、感じたこと、考えさせられたこと、などをシリーズで紹介します。
逃げ切ろうと考えるのは極めて危険!
少なくとも、あなたが「逃げ切ろう」と考えてしまうということは、「追いかけてくる」気配を感じていることになります。一度離れても、追いかけてくるような相手(悪質ドライバー)から逃げ切ろうとするのは、かなり危険です。受けている被害を際限なく拡大させていると言っても過言ではありません。
万が一、追いかけられてしまうような状況に陥ってしまった場合は、可能な限り人が多い場所に一刻も早く安全に停止することを考えてください。
筆者は、追いかけられている最中に警察に通報しました。そして、電話対応してくれた警察担当者の第一声が「近くにスーパーやコンビニがあれば、直ちにそこに停車してください」でした。
この指示は、極めて的確でした。指示のとおりに、約500メートル先のコンビニの前に停車したところ、Uターン後も執拗に追いかけてきた、相手ドラーバーは、そのまま逃走して行きました。
この様子は「筆者が受けた、あおり運転被害の全容」にまとめてあるので、ご参照ください。
スマートフォンなどで撮影する余裕などない!
とにかく「あおり運転」の被害を受けた際は、その証拠がなければ、後々どうすることもできません。仮に、「あおりを受けたらスマートフォンなどで撮影すればいい」と考えている人がいるのなら、そんな余裕は1秒もありません。
特に、同乗者がいないときなどは、通報などを含め全てドラーバーが実施することになります。したがって、あおられた証拠を残すためには、ドライブレコーダーの設置が絶対に必要です。
ドライブレコーダーが設置されていれば、何も考えなくても質の高い証拠が残せる可能性が高まります。また、余計なことを考える必要がないため、安全に停止できる場所を探すための運転に集中することができます。「記録も残せて、運転にも集中できる!」まさしく一石二鳥といえます。