「あおり運転」の裁判について

あおり運転ダメ「あおり運転」を仕掛けてきた相手方ドライバーを提訴し、損害賠償(慰謝料)について民事裁判にて争うことになりました。あるだけの証拠を提示し、被告(相手方ドライバー)が、どれだけ危険で卑劣な行為をしたのかを正々堂々と証言する覚悟でした。訴えを起こした原告なので、これは当然です。

しかし、その幕切れはあっけないものでした。

あおり運転ドライバーからの突然の謝罪連絡

裁判所から送られた訴状を確認した被告(相手方ドライバー)は、当方代理人の弁護士事務所に電話で「訴えを取り下げて欲しい」との申し入れをしてきたのです。

弁護士が相手ドライバーに対し「あおり運転を認め、謝罪し、請求額全額を支払うのなら訴える理由はありません。」と告げたところ、素直に応じました。

こうして、法廷で争うことなく、訴えの取り下げによって、期日を迎えることなく全てが終了になりました。

全てのドライバーが謝罪に応じるとは考え難い

本件のように、全ての「あおり運転ドライバー」が、素直に謝罪に応じるとは考え難いです。筆者は、この点においては幸運だったと言わざるを得ません。

また、筆者には知り合いの弁護士が寄り添ってくれていたので、あおり運転をした相手方ドライバーと直接に対峙する必要がなかったため、裁判手続きが進んでも不安を感じることはありませんでした。

相手の出方次第なので何とも言えませんが、こじれる場合などを想定し弁護士に委任するのが得策だと感じています。

請求額が少額なら司法書士でも対応可能

損害賠償や慰謝料などの請求額が140万円以下の少額請求の場合は、司法書士でも代理業務を行うことが可能です。
※ 参考:司法書士の簡裁訴訟代理等関係業務の認定(法務省)
弁護士に依頼するよりもコストを抑えられることが期待できますので、選択肢の一つとして考えてみてください。

投稿日:2019年3月27日 更新日:

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