以下、筆者が体験した「あおり運転」「危険な運転」の概況です。追い越し直後に急ブレキーを踏まれました。衝突回避のため、瞬間的に0.5~0.7Gが発生していたのが、ドライブレコーダーのGグラフを見れば明らかです。
「あおり運転」被害の全体図
「あおり運転」や「危険な運転」が社会問題化しています。もちろん、こうした事態に巻き込まれないように注意しながら運転するのが大切です。しかし、どんなに用心していても偶発的に巻き込まれてしまう危険は常に存在します。
ことの発端となった交差点A
- 筆者車両は「交差点A」に左折のため東向きに赤信号で停止中
- 青信号になったので左折のため進もうとすると、信号無視の相手方車両が右折進入してそのまま進行
- 筆者は反射的に「危ないっ」と叫びつつ、相手方車両を凝視
- すれ違う瞬間に相手方車両ドライバーと目があい、「不機嫌そうな顔」をしていたのを確認
- 筆者はそのまま左折し、交差点Bに向かう
しかしながら、筆者の叫びは信号無視をした相手車両への半ば反射的な行為であり、どうすることもできません。
最初に前方をふさがれた交差点B
- 筆者車両は直進するため赤信号の交差点Bで停止中
- 相手方車両は交差点Aですれ違った後にUターンし、猛スピードで筆者車両に接近中
- 接近後は筆者車両の横につけて、汚い言葉と大きな声で威嚇を開始
- 危険を感じた筆者は、相手にせず青信号と同時に前進を試みるが、更に前をふさがれたため、前進不能になった。
- 仕方がなくバックすると、相手方車両もバックしたため、前方が瞬間的に解放された
- その瞬間に前進を開始し、交差点を直進し、警察に通報する準備を始めた
- ルームミラーには、猛スピードで接近する相手方車両が確認できた
2回目に前方をふさがれたポイント
- 交差点Bを通過し加速を試みたが直ぐに追いつかれてしまった。
- ところが、今度は対向車が無くなったタイミングで追い越しをかけられた。
- 追い越した次の瞬間に、急ブレーキをかけられ、かつ前方をふさがれた。
- やむを得ずUターン操作をしている最中に、警察と電話がつながった。
- 「今、危険なドライバーに後をつけられています」と伝えたところ、「何かお店やスーパーなどがあったら、直ちに入ってください。」と指示された。
- Uターン後、前方にコンビニがあったので店の前に車を止めた。
- 相手方車両も同様にUターンし、執拗に筆者車両を追いかけてきた。
- 相手方ドライバーは、筆者車両のすぐ横を、怒鳴り声と共に威嚇しながら通り過ぎて行った。
- 警察とは電話がつながったままであったので、相手方車両のナンバーをその場で読み上げて通報した。
通報後の警察の対応
その後は、そのままコンビニの駐車場で待機し、警察官が来るのを待ちました。20分ほどして、若い警察官が自転車でやって来ました。ことの終始を、記憶のままに伝えました。
少し落ち着いた感があったのですが、一方で接触事故寸前の危険な運転をした相手方ドライバーに対し、どうにもおさえようのない「猛烈な怒り」が込み上げてきたのです。
現場に来てくれた警察官に
「ナンバーが分かっているのだから、直ぐに捕まえて厳罰に処してください」
とお願いしたところ、
「実際に事故が発生しておらず、警察官が現認していないので捕まえて処罰するのは難しい」
と返答されました。
今思えば、警察官のこの一言は、筆者にとって第2ランド開始の合図でした。
このまま、警察官と話をしても進展はないと感じたので、
「処罰が難しいのなら、証拠を整理して後日、被害の申告に行きます」
と告げてこの場を終わりにしました。